いっぽ*いっぽ  ~発達障害で不登校のアオと~

自閉スペクトラム症の息子と私(ママ)と家族のリアルな毎日の過ごし方と色々を綴るブログ。

発達外来の先生の魔法が解ける→中間教室の案を進める

こんにちは。あいのんです。

 

 

ええ。解けました。発達外来の先生の魔法が。

 

今日はすっかり元通り。

 

早かった...。

 

おは朝「今日は学校行きたくない。」と言いました。

 

ガビーン( ゚Д゚)

 

でも、発達外来の先生は「毎日少しでも行くことに決めてください。本人に任せすぎないで。」とおっしゃったんです。今日からはいつもの母とは違うのよ。ここで母の意見も言ってみます。

 

母「病院の先生さぁ、不安をなくすためには学校に少しでも行くことだよって言ってたよね。少しで良いから行ってみよう。とりあえず車に乗るよー。」

 

がんばった!!私。

 

こんな会話をしたのはいつぶりだろう。

 

毎日毎日、時には喉まで出かかっている言葉を飲み込み、あおの言うことをそのまま認めてきました。

 

「行きたくないもん」ソファーでバタバタしだすあおに、母も少しヒートアップ。

 

母「ちょっとだけでも登校してみよう!」

 

あお「いやぁ。」

 

母「1分だけ。」

 

あお「いや!」

 

母「何か行動すると、何か変化が起きるんだよ。だから少しだけ行ってみよう。」

 

あお「もー、いやだって!」

 

あお二階へ上がってドア閉める。

 

せんせー!!母が決めても絶対についてきてくれない場合はどうしたらいいんでしょう!?

 

よくよく考えたらこんなことは想定内のことのはずなのに、どうして先生に聞かなかったのでしょう。

 

今すぐに答えが欲しいときは誰に聞けばいいんでしょう??

 

今更悔やんでもしょうがない。。

 

とりあえず、思わずこぼれた涙をふき、支援学級のナツ先生に電話をします。

 

「先生、今日はあお行きたくないって言っているので欠席します。」

 

ナツ先生「そうですか。わかりました ^^。お母さんだけでもいらっしゃいますか?」との優しい声。

 

そんなこんなで、今日は私だけ登校しました。

 

ナツ先生に話を聞いてもらい、今後の支援の方向を打ち合わせします。

 

やはりまずは母とナツ先生とで中間教室の見学を早めにしようということになりました。

 

あおも来週中には見学に行けるといいなぁ。

 

 今日は慣れたはずのあおのいる家での時間が、なんだか辛いです。

 

学校へ行かなくったって、笑顔で生きていてくれるだけでいいって思ってはいるんです。

 

それでも、学校に楽しく通ってくれるということをどこかで諦めていない自分がいるなと、再確認して、それも辛いし落ち込む原因だったり。

 

 どうにかして外の世界との繫がりを作ってあげたいと、そんな思いもあって。。

 

思春期に突入したらどうなるんだろう、とか。

 

色々色々、考えてしまって、もぉーーーーーー( `ー´)ノ

 

と、一人悶々としていた一日でした。

 

発達外来に行ってきたら嬉しい変化☆

こんにちは。あいのんです。

 

小児精神科のドクターの言葉で心が動かされたあおの話です。

 

いま飛び跳ねて喜びたい私( *´艸`)

 

昨日、総合病院のあおを連れて発達外来へ行ってきました。

 

持ち時間は30分。

 

先生に聞きたいこと伝えたいことがたくさんあるので、紙に要点をまとめて持っていきました。

 

先生は40代の女医さんで、いつも優しい笑顔が印象的です。

 

前半15分は私と先生。後半はあおと先生と私、で話をしました。

 

先生へ伝えたこと

 

・4月7回、5月6回、7月2回登校した。

 7月にテストを4教科受けてから学校へ行かなくなった。

 

・毎朝母が「今日は学校どうする?」と聞いている。

 

・あおが登校しない日は母が「中学校行ってきます」と言って行く。←登校刺激

 

・学校では漢字ドリル、数学プリント、アイロンビーズなどをして過ごしている。

 (滞在時間5分~1時間程)

 

・学校では個室で、先生と親とあおの3人で過ごす。

 

・他の生徒と会うことを極端に嫌がる。

 

・人生について、学校についての話を聞こうとしない。

 

・家ではマイクラ(ゲーム)、ネット、読書、テレビ鑑賞などをして過ごす。

 

・ここ3週間勉強はほぼしなくなった。

 

先生へQ&A

 

Q.本人に毎朝「今日は学校どうする?」と聞いているのはよいか?

 

A.本人に委ねすぎず、ある程度決定事項として伝える

  例)「プリント取りにだけでも学校へ行くよ~」

  引きこもるとどんどん自信がなくなってくるので、毎日行くことが大事です。

  

Q.学校での過ごし方は?

 

A.4月の頃のように、数分から始めるとよい。

  テストはまだ先に置いておいて、決まったリズムを作ってあげると落ち着く

  漢字のドリル、数学のプリントなどをするのでOK。

  アイロンビーズなどもとてもいいですね。

 

Q.家での過ごし方は?

 

A.ゲームやネットの時間は制限を付けてあげる方がいいです。

  「みんなが学校で勉強している時間は、あおも遊ぶ時間にしないよ」など。

  急にではなく、徐々に。

  「学校に行ってから遊ぶ時間にするよ」

  「午後からが遊ぶ時間だよ。」もいいですね。

  早寝早起きの生活リズムが整っているのはとってもいいことですね!

  すごくほめてあげてくださいね。

 

Q.人生について、少し先のことについての話を聞かないのは?

 

A.自閉症スペクトラムのお子さんは先の見通しを立てるのが苦手です。

なので、とりあえず今のこと。まず、生活の中にリズムを作ってあげると安心することができますよ。

 

先生からあおへ

 

先生「あおくん、ずっと家にいるとと不安にならない?人間ってね、ずっと家にこもっているとどんどん不安で怖くなってしまうものなんだよ。今、不安でしょう?学校に行った方がその不安がなくなるんだよ。」

 

先生「だからね明日から、毎日少しでも学校に行ってごらん。」

 

先生「他の生徒さんに会うの嫌だなって思う?そしたら、ナツ先生に誰も会わない時間帯を聞いて、その時間に少し行ってみよう。」

 

先生「マイクラをする趣味はとってもリラックスできる時間だよね。その趣味はこれからも大切にするといいよ。」

 

先生「毎日早寝早起きできてるんだね?とってもいいことだよ!これからも続けていこうね!」

 

先生「学校以外の場所で同じ学校の子と会うのがイヤだったりする?平日やお休みの日にお買い物とかしてるの?それはいいね!」

 

先生「学校以外にも勉強する場所っていくつかあるんだよ。中間教室もその一つで、そこの方が学校より落ち着けるって通っているお友達もいるんだよ。でもさ、あおくんはそこを知らないからわかんないじゃん?一度見に行ってみるといいよ。それで学校とどっちがいいか考えてみようね。」

 

先生「先生から2つの提案だよ。1つ目は毎日少しでも学校に行ってみること。2つ目は中間教室に見学に行ってみることだよ。」

 

発達外来へ行ってから

 

病院へ行って私が一番驚いたことが、「不安」という言葉を先生がおっしゃったことでした。

 

「不安でしょう?」の言葉と、あおに問いかけてくれた先生の優しいお顔に私がじーんときちゃいました。

 

あおは少し頷いただけでしたが、先生にはっきり言葉にしてもらって、自分の気持ちが「不安」というものだったんだとこの時しっかり自覚できたのではないかな、と思います。

 

大好きなマイクラの話を振られても、ほとんど話さず聞いていることが多かったですが、先生のお話は心に響いたことがあったのでしょう。

 

そして、病院へ行ってからのあおはなんだかとってもスッキリしたような顔になりました。

 

帰ってくるなり、3週間ぶりにタブレット端末を立ち上げ勉強を始めました(←5月からタブレット学習をしています)。

 

そして今朝は、起きてくるなり「学校何時に行く?」と聞いてきました。

 

えーーーー!(心の中だけ嬉しい悲鳴)

 

あおから聞いてきた!初めて!!すごい!!嬉しい!!!

 

3週間ぶりの登校。アイロンビーズでマイクラの武器を作り、30分ほど過ごすことができました。

 

昨日の発達外来での時間があおが自分のことを見つめる時間に少しでもなったのなら、よかったなぁと思う1日でした☆

 

不登校の子をもつ親ができること

こんにちは。あいのんです。

 

今日も不登校中のあおは元気に家にいます。

 

 

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膝にいるのは、愛犬くうちゃんです。

 

我が家の癒しです。

 

不登校の子供に親ができることって何だろう。

 

私なりに考えて考えて今、思っていること。

 

1.子供の心を受け止める。意思を尊重する。

 

2.学校に行っていないのに、と絶対口にしない。

 

2.焦らない。ながーい目で。

 

3.ことあるごとに一喜一憂はしない。

 

4.学校に行かなくても自立できると信じる。

 

5.子供を一人の人間として扱う。子供の人生は子供の人生。

 

6.困ったときは助けになる用意があることを伝える。

 

7.明るく会話をする。

 

8.ネットやゲームの時間が多くても、いつかその時間の使い方を見つめる日がくると信じる。

 

9.いつでもいろいろな選択肢があることを伝える。

 

10.今はパワーをためているとき。根っこを下に下に伸ばしているとき。

いつか外に向かうときの為の準備時間だと思う。

 

11.スキンシップや言葉で愛情を伝える。

 

12.夫婦仲良く。

 

13.親も自分の時間を大切に。メンタルを保てるように気分転換をする。

 

学校に行くことがゴールではない、と思っています。

 

学校は通過点。

 

学校に行くから、最高の未来が必ずあるとも限らない。

 

いつかこの時間が必要だったと本人が思うときがくるのだと私は思っています。

 

「動き出したら早いよ!すごいパワーなんだから」とあおの支援の先生がいつもおっしゃいます。

 

せっかくだから、この時間を楽しんで過ごしたいなぁと思う今日この頃。

 

さて、今日は何しよう☆

不登校の中学生あおの現在まで☆

こんにちは。あいのんです。

 

今日は長男あおのことを書きます。

 

幼稚園時代

 

あおの様子に「あれ?」と思ったのは3歳のときでした。

 

・テーブルの周りを30分以上走り周る

 

・電気のスイッチでオンオフを繰り返す

 

・恐竜の名前を全部暗記

 

・長い文章の絵本を全部暗記

 

・他の子供を避ける

 

・癇癪がひどい

 

・手を繋いで私と一緒に歩けない

 

・スーパーで商品を持って脱走、スーパー中を駆け回る。

 

・パパに懐かない

 

3歳児検診では引っ掛かりませんでした。

 

幼稚園に入ると少し落ち着きますが、やはり一人遊びが多く、集団生活は大人しくて緊張気味の様子。

 

このころ、電話で県の発達相談のダイヤルで相談してみるも、「定型の発達をされてる子供でも見られる症状なので、様子をみて大丈夫だと思いますよ。」

 

とのことで、素直に様子を見ることにしました。

 

小学校時代

 

引っ越しをしたので、同じ幼稚園のお友達は一人もいない状況でした。

 

それでも、登下校は近所の同じ学年の男の子達と一緒にしました。

 

大人しいあおは、参観日に様子を見ていても、クラスメイトと雑談したりする様子はなく、いつもどこかソワソワして緊張気味でした。

 

誘われると、友達と一緒に遊んでいたようですが、一人で廊下にいたり、階段で過ごしたりする時間も多かったようです。

 

小学校4年生のときの担任の先生は、クラスをきっちりまとめて、いい方向へ導いてくれる40代の男の先生でした。

 

いじめられて困っているあおの話をしっかり聞いてくれ、そのうえで関わった子供たち

を呼んで、子供同士で話をさせてくれ解決に導いてくれる、あおにとってはお父さんの

ような信頼のできる先生でした。

 

その先生がご病気で突然休職され、代わりに入られた50代の女性の先生。

 

その先生はヒステリックに子供たちを責めるタイプの先生で、あおは3か月で登校拒否をするようになりました。

 

朝起きると、腹痛や微熱や頭痛や吐き気や震えで登校できないのです。

 

あおの中では「先生がひどいことを言う」とのことでしたが、実際はそのこと以上に集団生活の苦手さが成長につれて顕著にでてきたのかな、と感じました。

 

その後1か月の不登校、4年生3学期末から保健室登校(最初5分→数か月後には30分)、5年生から支援教室(親の付き添いあり5分~)というふうに、少しずつ学校にいる時間を増やしていきました。

 

6年生の3学期までには、特別支援学級で親の付き添いなしで朝9時~14時までいられるようになっていました。

 

自閉症スペクトラム発達障害)との診断を受けたのが6年生のときでした。

 

中学生の現在

 入学後3か月の現在は週に1回ほど登校しています。

 

特別支援学級に在籍し、個室で支援の先生とあおと私で過ごす(5分~1時間)ことをしています。

 

話を少しする、漢字の問題を解く、数学のプリントをする、アイロンビーズで遊ぶ、などをして過ごしています。

 

登校しない日は自宅にいます。

 

たまに一緒に買い物にでかけます。

 

習い事も今はしていません。

 

不登校のお子さん、普段はどんなふうに過ごされているのかな。

 

うちはゲーム(主にマインクラフト)と読書、ネット、です。。

 

私も「これでいいのかな」と自問自答しながら、あおと過ごす毎日です。

 

でも、笑顔で前向きに☆ をいつも心がけています。

 

「学校時代は通過点にすぎない」

そう!ゴールは学校に行くことではない。

 

悩んだときは、少し先のことを、広い視点で見られるようになると少し楽になります。

 

不登校のお子さんを持つお母さん、どんな風に自分の気持ちをポジティブに保っておられますか。

 

 

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